賢い子を育てる余白の時間
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賢い子を育てる
賢い子を育てるには、規則正しい生活を心がけることが最も重要な秘訣。英才キッズアカデミーでは、3Qを育むためには、まず心身ともに健康であることが不可欠だと考えています。
幼少期から子どもを様々な習い事に通わせ、才能を開花させようとする親御さんの気持ちはよく分かります。子どもが楽しそうに学んでいる姿を見るのは、親として嬉しいものです。しかし一方で、過密スケジュールが子どもに与える影響について、改めて考えてみる必要があるかもしれません。
脳と体の疲れ
塾通いや習い事で忙しすぎて睡眠不足だったり、リラックスする時間のない子どもの脳は、常に緊張状態にあるため頭が回らず、生活のあらゆる場面に支障をきたします。
疲れた脳で集中力や記憶力が低下しているまま学校の授業を受けても、何も頭に入ってこず、成績が伸びない自分に自信を失うだけに。どれだけ勉強してもなかなか成果が出せず、「勉強はこんなに大変なのか」と思ってしまったり、「どうせ頑張っても無駄」というマイナス思考の気持ちが生まれ、学習意欲がさらに下がる悪循環に陥ります。
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その上、脳の疲れは感情のコントロールにも影響し、やる気が出ない、イライラしやすくなる、落ち込みやすくなる、など、精神的な負担も大きくなります。これは年齢に関わらず、すべてのお子さんに共通して言えることです。
幼稚園児や小学生などの年齢の低い子どもは、いつも以上にぐずりやすくなったり、落ち着きがない様子を見せたりして助けを求めてくる場合もあります。
Burnout – 燃え尽き症候群
高学年の生徒の中には、塾から帰ってきた夜遅くに、机に座るとボロボロと涙が流れてき、それでも泣きながら勉強を続けている、という生徒もいました。勉強をやりたいのか、もう寝るべきなのか、どうして自分は勉強をしているのかわからないまま、ただ続けている、と。
心身疲れきって、適切な判断力がなく、自分を守ることができない状態(burnout – 燃え尽き症候群)になっているようでは本末転倒。このような残念な結果を避けるためにも、お子さんが余裕がない毎日を過ごしている場合は、一度生活のスケジュールを見直し、ゆったりできる時間を設けることをおすすめします。
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余白の時間で息抜きを
毎日の生活の中で、『何もしない自分だけの時間』があると、時間を無駄にしてる、などと不安になりがちですが、実はこの余白の時間が子どもの成長に大きな役目を果たしてくれているのです。
ここでいう『何もしない』は、時間を無駄にすることとは異なります。自分の心に従い、好きなことに没頭する能動的な時間の過ごし方のことで、自分だけのペースで心の赴くままにリフレッシュを図ることです。
脳も体も忙しい日々から解放された状態でクオリティーの高い自由時間を過ごすことで、溜まっているストレスを発散し、心身ともに充電することが可能となります。
人間の脳は不思議なもので、勉強に費やした時間だけ賢くなる、という単純な比例関係ではありません。リラックスできる余白の時間を意識して確保してあげることで、心のバッテリーが充電され、次の学習意欲へと繋がっていくのです。
子どもの健やかな成長のためにも、ぜひ余白のあるスケジュールを心がけてみてください。