英才キッズアカデミーの教育理念
『私は学校教育が学びの邪魔となることを許さなかった。』
これは19世紀にカナダで生まれた作家のグラント・アレンの言葉です。イギリスで教育を受けた彼は学校をあくまでも形式的な基礎作りの場と考え、同組織が個人の知的成長や人格形成をする場所ではないという思想の持ち主でした。
そんなグラントはいくつかの小説の中で、学校以外での学びの重要性を主張しています。オックスフォードで3年間学ぶよりも、イタリアで1年間様々な経験を積むことのほうが、はるかに有意義だ。また、子どもに虫眼鏡を持たせて半年ほど自由に外で遊ばせれば、学校では決して学べない、この世界の面白さをたくさん発見できるだろう。ただそれは、先生をとても困らせるであろう、とも書いています。
真の教育
グラントが言う真の教育とは、人間の本質的な特性である好奇心や行動力を育むことであり、自ら学び、成長していくための、より広範な経験を重視すること。これは決して狭い教室に閉じこもって行うものではなく、自然の中で、社会の中で、そして生涯を通じて行われるものです。
英才キッズアカデミーの教育理念は、学歴だけでなく育歴もとても重要視しています。
学歴とは、どのような勉強を学校でしたのか(IQ)を示すものであり、育歴とは、何に興味を持ち(CQ)、どのような人生を送りたいのか、そして自己とどのように向き合ってきたか(EQ)を示すものです。グラントの考えと同様に、学校教育だけがその人の人生を決めるものではないという信念を持って子どもたちの指導にあたっています。
学生生活において、優秀な成績を収めることは素晴らしいことです。しかし、学業における成功だけに気を取られていては、人として学ぶべき大切なことに気づくことができません。ゆえに学生時代は単に成績の良い学生になることだけでなく、心豊かな人間として成長することも目標とし、脳と心のバランスのとれた成長を心がけることがかなり重要となります。
そのために親として家庭でできることは何でしょう。
日常の会話を大切にする
普段子どもと交わす何気ない会話に注意を払うことで、何に興味を持っているのか、どういったものに好奇心が向いているのかを知ることができます。親が会話のトピックを決めるのではなく、時には子どもに好きな話をリードさせることで本人の世界を垣間見ることができ、子どもの成長や心の変化を発見できることがあります。
しっかりと反応を表す
子どもが自分のことを話す時、親が楽しそうに聞いていたり、本気で驚いてくれたりすると、子どもは心の底から喜び、自己肯定感が高まります。真剣に、また親身に耳を傾けることで、子どもの目線から様々なことを感じ取ることができ、補足情報を提供したり、実体験に繋がるイベントへ参加させたりすることで、その子の成長を促すことができるようになります。
3Qのバランスを心がける
このように、学校以外の教育にも重点を置き、子どもたちに多様な経験をさせることで、社会に繋がりを感じ、将来どのように生きていくか、自分の才能や興味関心が最も活かせる分野はどこにあるのか、などを深く考える機会を与えます。夢や希望を持ち、それを実現するためには、心身ともに健康でいることが不可欠です。そのため、学校の成績だけで子どもの才能や能力を判断したりせず、3Qのバランスを常に意識し、子どもたちが自ら成長できるような環境づくりを目指しましょう。